2023年06月08日

弟子屈神社の春の花

ウチから歩いて10分の所にある弟子屈神社。先月行ったときは雪が解けたばかりで何も見られなかったのですが、今はすっかり春らんまんです。

ツマトリソウ(褄取草)、なんとサクラソウ科からヤブコウジ科に変更になっていました!
弟子屈神社の春の花

ユキザサ(雪笹)、こちらも!ユリ科からキジカクシ科に変更されてた(T_T)
弟子屈神社の春の花

マイヅルソウ(舞鶴草)、ユキザサと同じく、ユリ科からキジカクシ科に移されてました…
弟子屈神社の春の花

エゾノレイジンソウ(蝦夷伶人草)、初めて見ました。キンポウゲ科、春に咲く白いトリカブトの仲間です。
弟子屈神社の春の花

オオヤマフスマ(大山衾)、不動のナデシコ科!「らんまん」の里中芳生のモデルになった日本の博物学の父「田中芳男」が命名したらしい。でも牧野富太郎は「語源は不明」としている。どういうことだろうか。
弟子屈神社の春の花

夏の花も。エゾカンゾウ(蝦夷甘草)、別名ゼンテイカ・ニッコウキスゲ。明らかにユリの形しているのに、ツルボラン科(旧ススキノキ科)に移されたって!APG分類は既存の知識の大半が変更されてしまって、大混乱です(T_T)
弟子屈神社の春の花

コケイラン(小蕙蘭)、よかった…不動のラン科です。
弟子屈神社の春の花

ツチグリはキノコの仲間。真ん中の部分をつつくと粉のような胞子が出てきます。
弟子屈神社の春の花

エングラー体系からAPG体系に変わって、今までの知識がゴミのようです(T_T)今学んでいる人、そしてこの先はAPG体系で分類されるんだから、いつまでもエングラーにしがみついていてはやっぱダメかも。いよいよ図鑑を新調しなければならないかしら。
分類体系はがらりと変わってしまっても、野の花そのものは何一つ変わっていません。ツマトリソウやユキザサは20年以上振りの再会です。街中の神社でこんな花々に出会えるとは。驚きです。さすが弟子屈。

コバノカキドオシ以来、外来種がご無沙汰です。
道東は一流の花の名所がたくさん。高山や遠方に出かけなくても、高山植物クラスの花がすぐそこに咲いています。ここにいる間は外来種を追いかけるのを少しお休みしようかしら…在来種との同窓会(?)でしばらく忙しくなりそうです。


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この記事へのコメント
この記事に気が付くのが、遅れちゃいました。
それにしても、こちらでは、見たことのない素敵な花ばかりで。。楽しいですね。
Posted by ちむぐりさ at 2023年06月11日 18:39
ちむぐりさ さま

よーりよーりのブログですので、更新が遅くて恥ずかしいです(汗)

北海道は今一番花が美しい季節です!ワクワクドキドキしながら、気持ちだけが先走って写真ばかりが溜まっていきます。
分類体系の改革にもかなり振り回されています(T_T)新しい図鑑が欲しいです。次の誕生日に誰か…とかなり期待しているところです。
Posted by 野の花.野の花. at 2023年06月12日 17:44
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    コメント(2)