北海道道東を走る線路はどこもかしこも赤字路線です。
本数が少なく、行ったら帰ってこれないかもしれないので我が家でもまだ使ったことはありません。釧路と網走を結ぶ釧網(せんもう)線。夏休みの一日、ちびちびとローカル線の駅を巡ってみることにしました。
秘境駅といっても国道や道道沿いにあるので、よく話題に上がる小幌駅のような感じではないと思うのですが…
歩いて10分の最寄り駅「摩周駅」は有人駅なので割愛。そこから釧路方面に南下していきます。
最初は南弟子屈(みなみてしかが)駅。
いきなり、ない!カーナビにはあるのに。慌ててググってみたら、2020年3月コロナ禍の最中、廃駅になったそうです。
駅舎は弟子屈町内の釧路圏摩周観光文化センターの裏手に保管されているとのことだったので、後日行ってみました。青色のかわいい駅舎♪きれいに塗装しなおされていました。鍵がかかっていて中には入れませんでした。
この南弟子屈駅は「君の名は」という映画のロケ地だったそうです。今度見てみよう。廃駅直前の利用者は一日一人だったとか。
南弟子屈の次は磯分内(いそぶんない)駅。あったあった!機能しています。
駅舎の中は小ぎれいでした。一日7往復。思ったより多かった。
駅ノートがありました。廃駅への様々な思いが綴られていました。
ホームにあったこの電話は何だろう。
磯分内の次は標茶(しべちゃ)駅。ここは標茶町の中心なので、有人の駅です。タンチョウが飛んでます♪
すごい、切符の販売機がある!でも自動ドアが…入るときは開いたのに、出るときは開かなくて焦りました。注文の多い料理店みたいな怖さがありました。
隣の観光センター。あれはまさか…
どこでもドアだ~!東京のお兄ちゃんのお部屋に行けるかな…
なんか、おトイレの表示がかわいい。
標茶の次は五十石(ごじっこく)駅。
残念。ありません。廃駅でしたが、タイミングよく電車が通過しました。もちろん1両。あっという間に通過です。
五十石の次は茅沼(かやぬま)駅。釧路湿原の端っこ、シラルトロ湖畔の駅です。
駅舎にはタンチョウの写真がいっぱい。
線路の向こうはタンチョウの私有地みたいです(*^^*)
茅沼の次は塘路(とうろ)駅。さらに釧路湿原に近い、塘路湖畔の駅です。
駅舎の中にお食事処が!びっくり。塘路駅の利用者は多いのでしょうか。お食事処が少ない路線なので、これはありがたい!
なんと複線の駅でした。線路を渡って反対ホームに行くみたいです。
時間切れで、この日はここで引き上げました。日を改めて、今度は摩周から北側の駅をめぐってみたいと思います。