連休前半とても暖かかったので、いつの間にか北海道道東・弟子屈にも春の花が咲き始めていました。
主人と一緒に久しぶりに川湯地区の林内散歩に出かけました。ちびちびはダニが怖いのでお留守番(笑)
一番の目的は、「カワユエンレイソウ」。エンレイソウ、シーズン真っ盛りです。20年前に買って愛用しているご当地図鑑で事前に勉強しました。
北海道の花絵とき検索表、春、初夏、夏~秋と3部作。梅沢先生の検索表、かゆい所に手が届く感じ、とても分かりやすいです!
スミレ検索はこっちもかなり詳しくて北海道内ではかなり役に立ちます。
まずはスミレ。
ミヤマスミレがたくさん咲いていました。
こっちはフイリミヤマスミレ。
本命のエンレイソウ探し。基本的にはほとんどがオオバナノエンレイソウ。
判別ポイントは3つ。
①カワユエンレイソウは染色体が4倍体らしい。オオバナノエンレイソウは2倍体。染色体なんて(T_T)見かけでは分からんでしょ!
②雄しべの葯と柄の長さ比が、オオバナノエンレイソウは3:1、カワユエンレイソウは2:1。大きな差がありそうだけど、実は1㎜2㎜の差の世界。一面に生えまくってるのに全部測れってか?!
③カワユの花は横向きで、オオバナは斜め横向き。その差って分かるのか??
とある論文では、シラオイエンレイソウの6倍体のものがカワユエンレイソウの可能性が考えられるとか。シラオイエンレイソウはシロバナエンレイソウとオオバナノエンレイソウの交雑種。
とすると、シロバナとオオバナが混生しているところにカワユがあるのかも。
シロバナエンレイソウが点々と混生するところを重点的に見てみました。
これはシロバナエンレイソウ(=ミヤマエンレイソウ)
これ、カワユ?葯サイズはカワユっぽい。カワユエンレイソウだきっと。そうにちがいない。そうだそうだ。疲れた。イラクサが生えてて、不用意にかがむとおしりに刺さって痛いし。せっかくだから他のも見たい。
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私の好きなレンプクソウ。咲き始め。
エゾエンゴサクはピークが終わり。林縁にはエゾキケマンが咲き始めていました。
コミヤマカタバミ。札幌の藻岩山で見た!5年ぶり~♪
ヒメイチゲ。周りではもう終わっているので、ここは少し涼しいのかな。
トガスグリ、ユキノシタ科。周りの高木はまだ葉っぱが出ていませんが、新緑が美し~(*‘ω‘ *)
かわいいキノコ。検索したら、シロヒナノチャワンタケ。さすがGoogleフォト!便利!
ミズバショウも咲いていました。秋のトリカブトもぐんぐん伸び始めています。秋に向けて次々と花たちが駆け足で咲き始めます。札幌よりもここはさらに足が速いかも!私の季節、やってきた~\(^o^)/
追記:オガラバナ、間違っていました。トガスグリだったみたいなので、修正しました。